|

【旅行記】ウィーン再訪で叶ったカフェ巡りとクリムト鑑賞

14年ぶりのウィーン。街を歩くだけでも十分楽しいのですが、今回はどうしても叶えたいことがありました。ひとつはウィーン風のカフェを訪れること、もうひとつはクリムトの絵画を鑑賞すること。この二つを実現できたことで、心から満たされた気持ちになりました。

今回訪れた老舗カフェ2店と、クリムトの絵画を所蔵している美術館3館について、お得情報も交えて紹介します。限られたウィーン滞在時間中にこれだけはおさえておきたい、という所を選んでいますので、是非参考にしてみてください。

(2026/4/19追記)最近訪れた老舗カフェ3店についても記事を書きまたので、合わせてどうぞ。【旅行記】ウィーンのおすすめカフェ3選|老舗カフェ巡りとホイリゲ体験

旅に必須のお役立ち情報、自分が実際に読んで面白かったと思う書籍も紹介しています。

また、秋ならではの楽しみとして、ホイリゲでワインを堪能することも計画していましたが、こちらについては別記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。

目次

ウィーンのカフェ
お昼時なら日替わりがお勧め「カフェ・プリュッケル」
リング通り沿いの老舗「カフェ・ラントマン」

クリムトの作品を巡る
ベルデベーレ宮殿で「接吻」に対面
大作をじっくり鑑賞「ウィーン分離派会館」
改装を終えた「ウィーン博物館」

お役立ち情報

ウィーンを知る、お勧め書籍

ウィーンの宿泊記、旅行記も合わせてどうぞ



ウィーンのカフェ

カフェと聞いただけでこんなにも気持ちがワクワクする都市はウィーン以外にないのでは。近年主流となっているコーヒーチェーン店や、ファーストフード店のようなカフェなどでは決して再現できない、あの優美な空間とゆったりした時間の流れはウィーンのカフェならではの魅力です。

ウィーン滞在中は、是非時間をとってカフェでゆっくり過ごしてみてください。

お昼時なら日替わりがお勧め「カフェ・プリュッケル」

行き方

ヒルトン・ウィーン・パークからは歩いて5分、運河にかかる橋を渡るとすぐです。日が沈んでからだと、入り口上に取り付けられたネオンが目印になって見つけやすいと思います。

ヒルトン・ウィーン・プラザからは、シュテファン寺院を通り過ぎ、ウィーン・ミッテ(独:Wien Mitte)駅方面へ歩くこと20分ほどです。

市立公園(独:Stadtpark)を散策していたら良い時間になったので、カフェ・プリュッケル(独:Cafe Prückel)でお昼休憩することにしました。ここは、1950年代に改装された時の内装がそのまま現在まで保たれているそうで、色調や家具の感じも他の有名店と比べるとずっと現代的に感じます。

スマホやタブレットがすっかり浸透したというのに、未だ新聞各紙が置いてあるところ、流石です。ウィーンらしいカフェの雰囲気、以前と全く変わらず、14年前、前回ウィーンを訪れた時に時間旅行したような気分になりました。

日替わりは、金曜日なので魚料理を選択。この週は、どうやら日本でもあまり食べたことなかったナマズのよう。味付けがしっかりしていて美味でした。

平日は、菜食が9.80ユーロ、肉または魚料理が10.80ユーロと、曜日ごとに変わる日替わりメニューから選ぶのがお勧めです。

リング通り沿いの老舗「カフェ・ラントマン」

行き方

ヒルトン・ウィーン・パークからは歩いて30分、または路面電車の2番線でパーラメント(Parlament)下車が便利です。

ヒルトン・ウィーン・プラザからは歩いて10分です。

街歩きに疲れて入ったのは、国会議事堂や市役所からも近いカフェ・ラントマン。隣接するブルク劇場(クリムトの天井画がある)の俳優たちも常連客とか。東京のお店も素敵ですが、やはり本店の方が雰囲気がありますね。

選んだのはアプフェルシュトゥルーデル(独:Apfelstrudel)。普段は紅茶党なのですが、ウィーンにきたらコーヒーを飲まないわけにはいきませんよね。ケーキのお供はメランジュを注文しました。

比較して悪いのだけど、やっぱりイギリスのお菓子よりずっと口に合います。イギリスの甘いものは糖度が高過ぎなのと、甘さに全てを持っていかれるので、風味というものがないと個人的に思っていて。それにしても、食べておきたいケーキの種類が多すぎて、全てを試すには3食全てケーキにしないと間に合いませんね。


クリムトの作品を巡る

ウィーンは美術館の数も多い上に、それぞれの美術館に名作、力作が揃っているため、どこから訪れたらよいよか迷ってしまいますよね。今回は、クリムトの作品を中心に鑑賞することにして、下記の3館に絞って訪れることにしました。

Belvedere Palace|ベルベデーレ宮殿
Vienna Secession|ウィーン分離派会館
Vienna Museum
ウィーン博物館

尚、これ以外にもクリムトの作品が鑑賞できる場所として、美術史美術館やレオポルド美術館などがあります。しかし、今回は滞在時間の都合上残念ながら訪れることができませんでした。

ベルデベーレ宮殿で「接吻」に対面

行き方

ヒルトン・ウィーン・パークから:

ウィーン・ミッテ(独:Wien Mitte)駅から近郊鉄道(S-bahn)で中央駅(独:Hauptbahnhof)方面へ2駅、クヴァルティア・ベルヴェデーレ(Quartier Belvedere)駅で降りてください。宮殿の前庭を抜けると、入場券売り場が左手奥にあります。ラントシュトラーセ(独:Landstraße)駅から路面電車O線でも行けます。

ヒルトン・ウィーン・プラザから:

路面電車D線でシュロス・ベルベデーレ(独:Schloss Belvedere)駅下車が便利です。20分ほど。

ベルベデーレ宮殿の上宮で、クリムトの「接吻」をウィーン訪問5回目にしてやっと鑑賞することができました。うっとりするような気分に浸って来ましたよ。あまりにも有名な「接吻」ですが、これ以外にも「ユディト」や「フリッツァ・リードラー」といった人物画のほかに、風景画も数点ありました。入場券を買うのに並び、宮殿に入るのにまた並ばなければならず。旅の予定が決まったら早めの予約をお勧めします。

上宮の北には広大な宮殿庭園もあり、こちらは入場無料です。

大作をじっくり鑑賞「ウィーン分離派会館」

行き方

ヒルトン・ウィーン・パークから:

地下鉄4番線でカールスプラッツ(独:Karlsplatz)駅下車が便利です。

ヒルトン・ウィーン・プラザから:

路面電車1、71、D番線または地下鉄2番線でカールスプラッツ(独:Karlsplatz)駅下車が便利です。

「接吻」を鑑賞すると言う第一目的が達成できたのですが、クリムトの他の代表的な作品を追うため、ウィーン分離派会館を訪れました。ベートーベンフリーズです。

クリムトの作品に対して持っていた甘美さ、妖艶さと言った印象と、崇高さを持ち合わせたベートーベンの交響曲第9番がどのように結びついたらこのような作品になるのか、という問いが、旅から帰ってもいまだ完全に解けずにいます。

改装を終えた「ウィーン博物館」

ウィーン分離派会館からウィーン博物館へ徒歩で10分ほどしか離れていないので、是非2つ同時に訪れることをお勧めします。しかも、ここは常設展であれば入場無料。2019年から改修、拡張工事に入っていましたが、2023年12月に再開したばかりの博物館です。

ここでは、「パラス・アテナ」や「エミーリエ・フレーゲの肖像」などが鑑賞できます。入場無料とはいえ、エゴン・シーレ等有名な作家による作品もいくつか置いてありますし、絵画以外にもポスターや模型等、多様な展示物で、想像していたよりずっと楽しめるところでした。

お役立ち情報

ウィーン・シティ・カードをお持ちなら、多くの観光施設や美術館、博物館で割引が受けられます。

市内の交通機関(近郊鉄道、地下鉄、路面電車、バス)で利用できる共通乗車券の価格も併記しました。例えば72時間(3日)滞在する場合、観光施設等での割引が11.9ユーロ以上になるならカードの購入がお得になります。

Upper Beldevere Palace|ベルデベーレ宮殿上宮
Vienna Secessionウィーン分離派会館
Kunsthistorisches Museum|美術史美術館
Leopold Museumレオポルド美術館
Café Landtmannカフェ・ラントマン

割引を受けられる施設等は、ここで検索できます。本記事に挙げた場所は、下記にまとめましたので参考にしてみてください。

ベルデベーレ宮殿上宮(「接吻」の展示室がある):入場料17.5ユーロが16.0ユーロに(オンライン予約の価格。当日券は現地入場券売り場で20ユーロ払いました。)

ウィーン分離派会館:入場料割引はないが、通常3ユーロの音声ガイド、ツアーが無料に。

美術史美術館:入場料21ユーロが20ユーロに。音声ガイド6ユーロが5ユーロに。

レオポルド美術館:入場料17ユーロが14.5ユーロに。優先入口が利用可能

カフェ・ラントマン:飲食代20%引き


ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事が良いと思った方は左下の♡お願いします。

Like|いいね (1 votes, average: 1.00 out of 1)

ウィーンを知る、お勧め書籍

「中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク」

クリムトについて知りたい、ウィーンをもっと楽しみたい、という方、中野京子さんのこの本がとても参考になりました。旅の前の下調べにも良いですし、旅を終えて余韻に浸りたい方にもお薦めです。

名画で読み解くハプスブルク家12の物語

大人気、中野京子さんの名画で読み解く。スペインハプスブルク家の記述も多く、当家が当時のヨーロッパをどのように巻き込んで一時代を築いたのかが分かり、とても興味深い1冊です。

画像をクリックすると、アマゾンの商品ページが開きます。

>>合わせて読みたい記事

ウィーン、ブダペストの旅行記、宿泊記

類似投稿