【旅行記】ポルトガル南部アルガルベ地方横断 – ファロ、ラゴス、サグレスを巡る絶景旅行、お勧め宿泊先も紹介
6月の始め、週末旅行でポルトガル南部、アルガルベ地方へ行ってきました。日本ではまだあまり馴染みのない地域ですが、北ヨーロッパ人には人気のリゾート地としてよく知られています。自分たちも御多分に洩れず、温暖な気候、太陽と海、地中海料理を求めてアルガルベ旅行に出掛けてきました。
この記事では、ポルトガルでリスボンやポルト以外の滞在を検討している方、欧州在住で次の旅行先を検討中の方が知って役立つ情報をまとめてみました。
是非最後までお付き合いいただき、アルガルベ地方の魅力を知ってもらえたらと思います。
目次
アルガルベ地方への行き方
空路で
陸路で
アルガルベ観光の移動手段|車、鉄道、バス、配車
小回りが効くレンタカー
ゆったり鉄道移動
鉄道以外にバスも
配車サービスが想像以上に便利
ファロ観光|ファロ島と自然公園
空港から僅か10分、ファロ島の海水浴場
豊かな生態系の保護区、リア・フォルモーザ自然公園
ファロから目指すは西方の絶景
旧市街と碧い海が一際美しいラゴス
旧市街を散策
絶景を求めて
ユーラシア大陸の最西端サグレスは要塞とサーファーの聖地
大航海時代の遺跡
サーファーの聖地
ファロ、ラゴスのお勧め宿泊先
お役立ち情報|厳選必須アプリ(鉄道、配車、eSIM、両替)
最後に
アルガルベ地方への行き方
空路で
ロンドンなど欧州各地からポルトガル南部・アルガルベ地方へ行く場合、最も簡単な方法は、玄関口であるファロ空港(Faro Airport)を目指すことになると思います。ファロ空港は、北ヨーロッパ各国の多くの空港から直行便が就航していて、特にイギリス人、アイルランド人には人気の渡航先となっているようです。格安航空会社の就航も充実しているようなので、繁忙期を避ければ予想以上に手頃な価格の航空券が見つけやすいのではないでしょうか。


ロンドンからであれば、ブリティッシュ・エアウェイズがヒースロー、ガトウィックのほか、シティ空港からも就航しています(季節による)。3空港から直行便があるなんて、ちょっと驚きですね。
| ブリティッシュ・エアウェイズ | ヒースロー、ガトウィック、シティ |
| イージージェット(easyJet) | ガトウィック、ルートン、スタンステッド |
| ライアンエア(Ryanair) | スタンステッド |
| ウィズエア(Wizz Air) | ガトウィック |
当ブログは個人で手配することを前提とした情報提供をしていますので詳細は省きますが、パッケージ旅行のJet2なども就航しているようです。
陸路で
リスボンからファロへは国内線飛行機もありますが、鉄道利用の場合、アルガルベ地方の交通の要衝トゥーネシュ(Tunes)を経由してファロまでの直通列車が便利です。その名も「アルファ・ペンドゥラール(Alfa Pendular)」。トゥーネシュまで2.5時間、ファロまで約3時間で結んでいます。前回、アルガルベからリスボンへ北上した時は一等車を利用、快適な陸路でした。


アルガルベ観光の移動手段|車、鉄道、バス、配車
小回りが効くレンタカー
今回の移動手段は、空港で借りたレンタカー。ポルトガルは左ハンドルの右側通行。自分は助手席から誘導係です。最初慣れるまでは念仏のように右、右と唱え、交差点やラウンドアバウトでは左を先に目視することを何度も繰り返し説法したお陰か、最後まで無事でした。町から町へを結ぶ道路の状態はかなり良く、見通しも良いし幅員も十分なので、普段から運転に慣れている人であれば大丈夫だと思います。


ただし旧市街に入ると一転、細いうえに坂道も多く、入り組んでるし縦列駐車がさらに道を狭めていて、、慣れない場合は避けた方が無難そう。
大西洋岸に広がる大小様々な砂浜に行きたい、小さな村を訪ねたいという人には車がお勧め。
ゆったり鉄道移動
本数は限られるのですが、鉄道も通っています。ファロ空港に鉄道駅は接続していないのですが、ファロ駅からは、この後紹介しているポルティマオン(ファロから1時間15分程)やラゴス(ファロから2時間弱)まで乗り換えなしで行くことができます。
運賃も非常に低く抑えられていて、イギリスから来ると信じられないくらいに感じます。大型の荷物がある場合、車内が混んでいたら連結部の前後が広めなのでそこに持ち込めると思います。
ちなみに現在、このアルガルベ鉄道線の電化工事が進行中。一部情報によると、ファロから東のスペイン国境の町ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ(Vila Real de Santo Antonio)までは既に試験走行が始まっているとか。楽しみですね。



鉄道以外にバスも
ラゴスが終点のアルガルベ鉄道線。これより先へはバスがあります。下でも紹介しているサグレス(Sagres)へは、ラゴスから高速バスで40分ほど。路線バスも通っているようですが、小さなバス停にも泊まって時間がかかる恐れがあるので、先を急いでいる場合は高速バスが良いと思います。
配車サービスが想像以上に便利
鉄道利用の場合、駅から目的地までが遠いこともあるのですが、そんな時は配車サービスが大活躍。ユーバー(Uber)が有名ですが、地元の人にお勧めしてもらったのはボルト(Bolt)。是非、出発前にアプリをインストールしておいてください(下記お役立ち情報参照)。自分も、前回アルガルベに来た時は宿から駅まで、駅から海岸までと頻繁に利用しましたが、とても便利でした。
ファロ観光|ファロ島と自然公園
空港から僅か10分、ファロ島の海水浴場
飛行機を降りてすぐに思ったのは、ここはおそらく、世界でも海水浴場に最も近い空港の1つなのでは、ということ。実際、飛行機の窓からは、高度を下げるにつれて眼下にファロの見事な海岸線を望むことができます。
もし、預入荷物がない場合、入国審査を済ませれば、おそらく最短で10分かからずに海水浴場に到着できるのではないでしょうか。欧州連合内からの乗客であれば、入国審査も一瞬です。
空港でレンタカーを借りると多少時間がかかりますが、タクシーを利用すれば、そのまま車に乗り込み、橋を渡るとものの数分でファロ島(Ilha de Faro)に到着します。島の南側には白い砂浜がどこまでも続いていて、嘘のような速さで南国気分が味わえると思います。


大西洋は地中海に比べて水温がやや低めなので、6月始めでは海水浴にはちょっとまだ早いようでした。それでも日向にいると暑さを感じる時期。浜辺には日光浴を楽しむ人たちの姿があちこちに。
ファロ島では、眺めの良い展望バーに入って、海風に吹かれながらの昼食としました。ゆったりとした雰囲気で、旅の始まりにふさわしい時間が過ごせました。



豊かな生態系の保護区、リア・フォルモーザ自然公園
ファロ島のあるあたりは「リア・フォルモーザ自然公園(Parque Natural Ria Formosa)」にも指定されていて、干潟や湿地帯には多くの渡り鳥が飛来し、貴重な生態系が保たれています。ボートでの自然観察ツアーや、自転車での散策もできるそうなので、興味のある方は宿泊先で尋ねてみるとよいかもしれません。実際に散歩している人も多く見かけたので、気軽に楽しめる場所のようです。




目指すは西方の絶景
ファロから西へ約60km、ポルティマォン(Portimão)という街の海岸にも立ち寄ってみました。海岸は遠浅で、泳ぐのにも適していそう。ただし、訪れた一帯の飲食店や売店はどれも観光地然としていて、どうも期待はずれ。
聞くところによると、80年代から北ヨーロッパからの観光客が好んで訪れているらしく、その為あちこちに英語表記が溢れているのだとか。ポルトガルらしさが感じられなかったのは、そういう理由だったのかなと、納得です。ここでの長居はいいかなと判断、先を目指します。
旧市街と碧い海が一際美しいラゴス
ポルティマォンから更に西へ20kmほど進むと、ラゴス(Lagos、ラゴシュの方が現地後に近い発音のようです)という街があります。ファロから鉄道移動も可能なので、アルガルベ地方を巡るならぜひ訪れてほしい場所のひとつです。駅を出るとすぐに広がるマリーナ、明るい日差しと海風、南欧の海辺の町らしい陽気な雰囲気に包まれていて、とても良い感じ。


旧市街を散歩
ラゴスの旧市街は坂道が多く、どこかリスボンを思わせる街並みです。迷い込んだ先の広場では、ちょうどジャカランダの花が咲き誇っていてました。


昼食には、教えてもらったお洒落なホテル、カーザ・マエ(Casa Mãe)を訪ねてみました。ホテル内には、雑貨や本、衣服なども置いてあるお店もあって、お土産探しにもぴったり。



レストランでは新鮮な魚介を使ったセビーチェをいただきましたが、味も雰囲気も大満足。特に印象的だったのは、そのホテルの共用空間。とても旧市街の中とは思えないほど開放的で、椰子やオリーブ、糸杉、柑橘類、ローズマリーなどが植えられた庭園付きのリゾートのような空間が広がっていました。宿泊はしませんでしたが、ここに泊まって数日過ごすのも良さそうです。



絶景を求めて
ラゴスの魅力は、旧市街の街並みや、リゾート感いっぱいのマリーナだけではありませんでした。街の南に行くと海が見えるということで、行ってみました。崖の上にいるらしく、眼下に広がる碧い海は本当に美しく輝いていました。浜へ行くには崖や階段を下っていくことになるので、ちょっとした運動なのですが、秘境感が味わえてそれも楽しいと思います。


ユーラシア大陸の最西端サグレスは要塞とサーファーの聖地
大航海時代の遺跡
ラゴスを後にして、さらに西へ約35km。目指したのは、「サグレス要塞(Fortaleza de Sagres)」。学生時代に夢中で読んだ沢木耕太郎の「深夜特急」や、大沢たかお主演のドラマ版にも登場した場所ですが、実際に訪れるのは初めてでした。


平坦な道をまっすぐ進み、サグレス(Sagres、サグレシュの方が現地後に近い発音のようです)の小さな町を抜けると、大西洋を望む荒々しい岬の上に要塞が現れます。ここは、15世紀にエンリケ航海王子が航海学校を設立した地とのこと。


敷地は非常に広く、ぱっと見は荒地のようにも見えますが、近づいてみると地中海性気候に適応した植物が一面に自生しているのがわかります。要塞の壁際からは大西洋が一望でき、地中海とはまた異なる、波の大きな力強い海が広がっていました。



博物館では、当時の航海術や地図などの展示を見ることができました。売店で偶然、日本語の書籍を見つけて少し驚きましたが、それだけ日本人観光客も多く訪れているということなのでしょうか。「深夜特急」をきっかけにこの地を目指す人も、少なくないのかもしれません。



サーファーの聖地
要塞の見学後は、近くの海の家へ。ここはサーファーに人気の海岸で、沖には無数のサーファーたちが波と戯れていました。要塞から見た時に感じた波の強さも納得。潮風に吹かれながら、軽く一杯。自然ととても近い距離で過ごせる、アルガルベ地方ならではの贅沢な時間でした。


ファロ、ラゴスのお勧め宿泊先
カーザ・マエ(Casa Mãe)
ラゴスでは上記カーザ・マエ(Casa Mãe)の他、多くの宿泊施設があるので、目的と予算に合わせて選んでみてください。



今回紹介したカーザ・マエを予約サイトで見てみる>>
>>気に入ったら、ぜひ予約してみてださい。
コンラッド・アルガルベ
そして勿論、ヒルトン系列ホテルをお探しの方、機会があればファロ空港から車で20分程の所にある「コンラッド・アルガルベ」に是非泊まってみてください。極上の時間が過ごせます。宿泊記は過去記事にあります、こちらからどうぞ。


今回紹介したコンラッド・アルガルベを予約サイトで見てみる>>
>>気に入ったら、ぜひ予約してみてださい。
お役立ち情報|厳選必須アプリ(鉄道、配車、両替、eSIM)
鉄道アプリ
ポルトガル鉄道(CP: Comboios de Portugal)を利用の場合、切符は車内でも買えますが、公式アプリから事前購入もできます。出発前にアプリをインストールしておいてください。特に小さな駅は無人なのでアプリが役立ちます。
配車アプリ
車で移動する人も、もしかしたら離れたレストランで飲んでくる、なんて機会もあるかもしれません。配車サービス「ボルト(Bolt)」のインストールもお忘れなく。
フィンテックアプリ
ユーロへの両替やポルトガルでも利用できるeSIMの購入にはレボリュートがお勧め。両替についてはこちら、eSIMについてはこちらの記事が詳しいです。特に、車で周遊する場合、カーナビは必須です。スマホの地図アプリを利用する場合は、十分なデータ通信を確保しておきたいところ。eSIMであれば、随時残りのデータ量も確認できるので便利です。
最後に
アルガルベ地方の魅力、それは何と言っても自然との距離の近さではないでしょうか。地形の違いも勿論ありますが、日本の海岸線はどこも堤防道路で囲まれてしまっているのに比べると、ここは本当に視界を遮るものがなく、広々と感じられます。
一方で、傍若無人に振る舞う外国人観光客の行動が地元民の顰蹙(ひんしゅく)をかっているのも事実。アルガルベ地方を訪れたなら、是非地元の人々の生活時間に寄り添いながら、ゆったりと時間を楽しむのが、この土地らしい過ごし方だと思います。
尚、自分がゴルフをしないので本記事では触れませんでしたが、ゴルフ客にも大変人気の地域です。ゴルフの合間に小さな町や、海岸沿いを探索するのもお勧めです。


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