【旅行記】庭園都市マラケシュで巡る、屋外空間が気持ち良いカフェ、レストラン五選|お勧めリヤドも
マラケシュと言えば、誰もが思い浮かべるのは入り組んだスークや、異国情緒たっぷりの品物が所狭しと並べられたお土産屋さん、そして活気に満ちた賑やかな通りの風景ではないでしょうか。ところが、そんな喧騒のすぐそばに、静かで緑の豊かな空間が広がっています。
前半はマラケシュで訪れた各庭園と、その中にあるカフェを紹介、後半はスークの中で訪れたレストランを紹介します。屋外で過ごしやすい時期にマラケシュを訪れるなら、是非いくつか足を運んでみてださい。また、マラケシュで泊まった伝統的な宿リヤドもとても楽しかったので、お勧め宿泊先として紹介しています。
| 目次 マジョレル庭園内、「カフェ・ブーサフザフ(Café Bousafsaf)」 太陽いっぱいの庭園で味わう色鮮やかなジュース イブ・サンローラン美術館内、「カフェ・ル・スタジオ(Café le Studio)」 とっておき、隠れ家レストラン ル・ジャルダン・セクレ内、「カフェ・サフリジ(Café Sahrij)」 秘密の庭園でのんびり午後のお茶 レストラン「ル・ジャルダン(Le Jardin)」 モロッコ伝統料理を現代風に味わえる レストラン「ラ・ファミーユ(La Famille)」 緑に囲まれた菜食レストラン 番外編 – アルサ・ムリ・アビーサラム庭園(Arsat Moulay Abdeslam) 緑の中で暑さ和らぐ お勧め宿泊先 モロッコの伝統的な宿リヤド |
マジョレル庭園内、「カフェ・ブーサフザフ(Café Bousafsaf)」
マラケシュで最初に訪れたのは、有名なマジョレル庭園(Jardin Majorelle)。宿から歩くには少し距離があるのでタクシーで移動することに。ところが、宿の旦那に聞いていた相場よりずいぶん高い金額を提示され、交渉試みましたがけんもほろろ…。困っているところに、ちょうど地元の方が現れて相乗りさせてもらえることに。おかげで値段も下がって、なんとか目的地へ。マラケシュのタクシーは淡い黄色が特徴的で、街の風景によく馴染んでいます(写真は空港で撮影したもの)。





マジョレル庭園は、想像していた以上に広く、ゆっくり歩いていると1時間があっという間。4月にも関わらず、ブーゲンビリアが満開で、サボテンも花を咲かせていて、眺めているだけで心も体もほぐれていくようです。



この庭園、次に紹介するイブ・サンローラン美術館の隣にあることでも知られています。ファッション好きな方にとってはこちらの庭園も含めてよく知られているのではないでしょうか。敷地の一角には、パートナーだったピエール・ベルジェと共に名が刻まれた記念碑もありました。


マジョレル庭園、想像していたよりずっと広大で、途中に入ったベルベル人博物館も合わせると結構歩き回りました。時期的に、まだ暑くなる前だったので気候はとても過ごしやすかったのですが、次に控えているのが「イブ・サンローラン美術館」ということで、カフェで休憩することに。
オレンジとレモンのジュースを頼んでみました。マラケシュらしいタイル張りの床や、中央の噴水が太陽の光を浴びてキラキラと輝いていました。



飲み物はもちろんですが、食事の提供もあるそうです。庭園内のカフェで朝食、とても良さそうです。庭園内なので、庭園の入場券がなければカフェにも来られないのですが、それだけの価値はあるので時間に余裕のある方は是非こちらで一服していってください。。
イブ・サンローラン美術館内、「カフェ・ル・スタジオ(Café le Studio)」
その後に訪れたイブ・サンローラン美術館では、スケッチや衣装の展示が印象的。民族衣装ではなく現代ファッションを美術館で展示するという点で、ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート(V&A)美術館の特別展や、昨年は京都で催されたグッチ展を思い出しました。日本のデザイナーによる美術館展示も、そう遠くない未来かもしれません。



館内には、雰囲気抜群のレストランもあり、先ほどカフェに寄ったばかりなのに、どうしても入りたくなってしまいました。パリのイブ・サンローランが構えていたアトリエ「スタジオ」にちなんで名付けられているそう。
屋外の席は亜熱帯風の植栽に囲まれ、水が流れる音を聞きながらのんびりと過ごすひととき、とても落ち着きます。



フランスとモロッコの料理が融合したようなお料理が、お洒落な器の上に乗って運ばれてきました。軽食中心でしたが、朝食が遅かったのでちょうど良い分量でした。


屋内も素敵だなと思って見ていたのですが、アトリエの簡素で落ち着いた雰囲気を反映しているそう。カーテンは日本風なんだとか。こちらも美術館入場者限定。せっかくここまで来たのであれば、是非一休みしていってください。


ル・ジャルダン・セクレ内、「カフェ・サフリジ(Café Sahrij)」
次に訪れたのは、「ル・ジャルダン・セクレ(Le Jardin Secret)」── 秘密の庭園と呼ばれる場所です。スークの喧騒からは想像もできないような静けさに包まれた空間で、明るい中庭には噴水があり、窓の向こうには庭園の緑が透けて見えます。まずはカフェに腰掛け、庭を眺めながら一休みとしました。
カフェから見る植栽は、典型的なイスラム庭園とも違うようで、後から調べてみると設計はイギリスのトム・スチュアート・スミス氏だそう。ちょうど、エキゾチック庭園の区画を見ていたようです。奥に行くとイスラム庭園の区画も広がっていました。



かつて約70年もの間放置されていたというこの庭園。2013年に再生工事が行われ、今では見事な憩いの空間に生まれまわりました。驚くべきは、アトラス山脈から引いた水を利用した灌漑技術で、庭園を歩いて見ているだけではわからない、驚くべき仕掛けが張り巡らされています。園内で放映している説明動画を見ながら、是非、水の動きを追ってみてください。



庭園内にはオレンジやオリーブの木が多く植えられていて、木陰のベンチに座っていると、スークの中にいることを忘れてしまいそうな静けさです。庭園内には実は屋上にも別のカフェがあり、こちらは庭園やマラケシュの街並みを上から眺めることができるようです。


レストラン「ル・ジャルダン(Le Jardin)」
マラケシュでは、庭園や公園だけでなく、レストランそのものがオアシスのような空間になっているところも多いのが魅力。「ル・ジャルダン(Le Jardin)」もそのひとつ。人気店なので予約なしでは難しいかも…と思いながら訪ねたところ、運良く席を案内してもらえました。



観光客向けのレストランではあるのですが、消えつつあるモロッコの伝統料理を現代に蘇らせるということを掲げているだけあり、モロッコの食文化の奥深さを味わえるという点でもとてもお勧めです。植物に囲まれた居心地の良い空間で、食後のお茶までたっぷり堪能。喧騒の中の穏やかなひとときを過ごせる、素敵なレストランでした。


レストラン「ラ・ファミーユ(La Famille)」
もう1件お勧めのレストランは、ラ・ファミーユ(La Famille)。ここもかなりの人気店で、予約は必須。レモンの木など植栽が素晴らしく、中庭のゆったりした雰囲気の中、料理は肉魚なしのベジタリアン向け料理が楽しめます。



地中海風料理を謳っているので、モロッコ料理を堪能したいのであれば別のレストランへ行った方が良いかもしれないけど、雰囲気だけでも満喫できると思います。ラズベリーのケーキ、最後の一切れだったので、同席していた人にえらく羨ましがられた(笑)。席が相席なので、近くの人との会話も思い出になっています。



番外編 – アルサ・ムリ・アビーサラム庭園(Arsat Moulay Abdeslam)
この庭園では特にカフェなどに立ち寄ることはしませんでしが、散歩が楽しかったので紹介します。伝統工芸館(Ensemble Artisanal)の向かいにある「アルサ・ムリ・アビーサラム庭園」という、どちらかというと公園のような所です。マジョレル庭園やル・ジャルダン・セクレとは異なり、地元の人々の憩いの場として開放されていました。大きく育った木々、広々とした芝生とゆったりした小径を歩いているだけで気持ちが落ち着いてきます。
マラケシュは喧騒の中にも静けさがあり、庭園や緑に囲まれた場所でのひとときが、旅の印象を深めてくれます。滞在中に是非足を運んでみてください。皆さんのお気に入りを教えてもらえると嬉しいです。



お勧め宿泊先
リヤド・アル・クサール・アンド・スパ(Riad Marrakech Al Ksar & Spa)
マラケシュに来たなら、現代的な西洋風のホテルもありますが、是非試して欲しいのが伝統的宿泊施設リヤド。正直、自称ヒルトン属としては、もしマラケシュにヒルトンがあればヒルトンを選択してたかもしれませんが、結果、リヤドにして大正解でした。



亜熱帯の植物が美しい中庭、太陽光が燦々と降り注ぐ屋上での朝食が特に印象に残っています。客室は中庭に対してのみ開いているので、音がこもるのですが、宿泊客はみなそのことを心得ていてお互いに気を使っていたので、気持ちよく過ごすことができました。
宿の旦那(フランス人だと思います)にも、1日ツアーの手配などでお世話になりました。


マラケシュに来たら必ず訪れることになる「ハビア宮殿」まで歩いて5分の所にあります。滞在中唯一タクシーを使ったのは、マジョレル庭園へ行ったとき(上記のとおりです)だけで、その他の観光名所へは徒歩で回りました。ラ・ファミーユ(La Famille)までも徒歩10分以内です。



今回紹介したリヤド・アル・クサール・アンド・スパを予約サイトで見てみる>>
>>気に入ったら、ぜひ予約してみてださい。
ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事が良いと思った方は左下の♡お願いします。
>>合わせて読みたい記事
庭園を巡る旅行記



0