【旅行記】スコットランドの名産品(ショートブレッド、ウィスキー、カシミア)を巡る旅 – 北東部の魅力を訪ねて
2024年12月初投稿、2025年3月ディーンズ工場追記
毎年クリスマス時期を過ごすのはスコットランドの北東部。中心都市はスコットランド第3の街アバディーンです。エジンバラやグラスゴーには行ったことがあっても、なかなかここまで足をのばす人はいないかもしれません。ロンドンからアバディーンまで鉄道で7時間以上かかるため、ロンドンから行く時は専ら飛行機です(1度、アバディーンからロンドンまで夜行列車を使ったことがありました)。


思えば日本でもお正月は、家にずっといると退屈する方で、クリスマスも数日で満腹。ということでちょっと遠出してエルガンという町へ行ってみることにしました。
| 目次 スコットランド北東部はこんな所 最高のショートブレッドを求めてディーンズ工場へ 佇まいが絵になるストラスアイラ蒸溜所 スペイ川河口から北海を望む 最終目的地、ジョンストンズ・オブ・エルガン本店に到着 お役立ち情報 |
スコットランドの旅行記、宿泊記もどうぞ
スコットランド北東部はこんな所
スコットランド北東部の中心都市はアバディーン。ここからネッシーで有名なネス湖のあるインバネスの手前までの間は、なだらかな丘陵地が広がる地形です。今回の目的地、エルガンはアバディーンから北西の方角です。
エルガンに入る手前にスペイ川という河川が流れているのですが、「スペイ」と聞いてピンと来る方はウイスキー好きな方。お洒落好きな方には、ジョンストンズ・オブ・エルガンでお馴染みでしょうか。はたまた王室好きな方には、フィリップ王配が学んだというゴードンストウン校について聞いたことがあるかもしれません。

最高のショートブレッドを求めてディーンズ工場へ
エルガンへ行く途中にハントリーという町があり、ここには工場と出来立てショートブレッドが買えるお店があるというので寄ってみたのですが、年末年始で残念ながら休業中でした。

数あるショートブレッドの中でも、ディーンズ製のショートブレッドはその風味と口当たりが格別で、スーパーで見つけるとつい買ってしまいます。

追記
2025年3月再訪に再訪する機会があったので、ディーンズに再びやってきました。
今回はアバディーン空港に隣接している駅、ダイス(Dyce)駅から鉄道を使ってハントリー(Huntly)へ行くことにしました。駅から空港も見えるくらい近いのに、なぜかターミナルビルが線路の反対側にあるため、駅に来るためには連絡バスに乗らなければいけません。ちなみに、鉄道は本数が少ないので、アバディーン市街地へ出るなら、空港バス一択です。

列車は、アバディーンとインバネス(Inverness)を結ぶ路線で、2輌編成でした。荷物を持って移動している人も多く、車内は意外にも混んでいて、最初は席に座れなかったほど。40分程でハントリー駅に到着しました。

駅から歩いて、ディーンズの工場まで行ってみることにしました。
この辺り、ハントリーも位置しているアバディーンシャーは、花崗岩の産地で、建物にも使われていて統一感のある街並み。因みに、英王族が訪れるバルモラル城もアバディーンシャーにありますが、ここも花崗岩が使われていますね。

工場には売店もあって、B級品が売られてるのを発見。もちろん味は同じで、定価よりぐっと安くなってたので大人買いしてしまいました。ショートブレッドは、日持ちもするのでそんなに気にならないのですが、一応賞味期限も確認、10月までなので半年以上あります。



工場見学などは特にないようですが(大手で日本でもよく知られているウォルカーズは工場見学があるそう)、併設のカフェがあったのでそこで休憩することにしました。甘いものはとことん甘いイギリス。お茶とビスケット類を頼みましたが、この半分の量でよかったなと、一口目で思いました。もちろん、食事の提供もあります。お昼時、続々とお客さんが入ってきてあっという間にほぼ満席になりました。
佇まいが絵になるストラスアイラ蒸溜所

スコッチウイスキーの産地はスコットランド内に幾つか集積地がありますが、その1つがスペイサイドです。ウイスキー好きなら、蒸溜所見学に是非行ってみて欲しいのですが(マカラン蒸溜所を訪れた時のブログはこちら)、どこも車でしか行けないような立地で、飲んだら車が運転できなくなるし、蒸溜所で試飲できないのも酷だしと思っていたら、今回、見つけてしまいました、最高の立地の蒸溜所を。シーバスリーガルを製造しているストラスアイラ。ここは、アバディーンとエルガンの間にあるキース駅からも徒歩圏内です。

蒸溜所前を通った時間が遅かったので今回は見学できませんでしたが、夕暮れ時、赤く染まった空が背景となり、見事な外観を際立たせていました。

キース発のウイスキー観光列車がダフトンという町まで運行しているそうです。これに乗車してウイスキー飲み比べなんてできたら楽しそうです。
スペイ川河口から北海を望む
シーバスリーガルの蒸溜所があるキースから、エルガンに向かう途中スペイ川を渡るのですが、ちょっと遠回りしてスペイ川河口付近に立ち寄ってみました。運が良ければ北海に生息する野生のハンドウイルカが見られることもあるそうです。

ドルフィン・センターという施設があってここで情報を得たりすることもできるようですが、年末年始で残念ながら閉まっていました。

それにしても見てください、太陽の低さを。これでも12:30頃なんですよね。
最終目的地、ジョンストンズ・オブ・エルガン本店に到着
スペイ川河口から車で20分ちょっとで、最終目的地エルガンに着きました。ここを訪れた目的は他でもない、ジョンストンズ・オブ・エルガン本店(毛織物専門店)に来るためです。

本店に前回来たのはかれこれ5年前でしょうか(工場見学の時の記事はこちら)。久しぶり店内に入ると、大分印象が違って見えます。暫く来なかったうちに、内装が一新されたようです。
外からは分かりにくいのですが、店舗の奥にはレストランがあるんです。ちょうどお昼時だったので、まずは食事をすることに。この地域の名物ということで、カレン・スキンクという燻製の白身魚(ハドック)とじゃがいもを牛乳で煮たスープを頼んでみました。スープの隣には、トーストの代わりに選んだスコーンです。
アサリの代わりに白身魚で作ったクラムチャウダーと言ったらなんとなく想像しやすいでしょうか。思ったよりとろみがあって、スコーンともなかなかの相性でした。



高品質のカシミア製品を1度でも身に付けたら分かると思うのですが、心地良さ、肌触りが全く違うんですよね。特に首周りの敏感な肌に直接触れるマフラーやスカーフは品質重視ですが、ジョンストンズはデザインも洗練されていて目移りします。
インフレの影響でしょうか、製品価格が以前より数段階上がっているように思います。本店は工場に隣接しているため、以前は工場価格があったという記憶ですが、それもなくなってしまったようです。





イギリスが欧州連合離脱してから、旅行客への免税制度も廃止されたため、高価なジョンストンズですが、大分手の届く価格帯になっていたのですが。買った手袋はセール品だったので割引されていました。ロンドンをはじめイギリス国内にいくつか店舗があるので、セール時期を狙って来るのをお勧めします。
はるばるエルガンまで来たので、観光もしたかったのですが、この時期は日没が早く、あまり帰りが遅くなるのも避けたかったので、ジョンストンズのすぐ近くにあるエルガン大聖堂を外からさっと見学して、一路アバディーン方面へ帰宅の途につきました。

お役立ち情報
スコットランド北東部を移動するにはやはり車が便利なのですが、鉄道でもエルガンには辿り着けます。

アバディーンからインバネスへ行く路線上に、ハントリー駅、キース駅、そしてエルガン駅があります。エルガンは、アバディーンとインバネスのちょうど中間。インバネス旅行の際に立ち寄るのも良いと思います。
アバディーン駅からの所要時間は、
ハントリー駅まで50分。駅からディーンズまでは徒歩20分程。
キース駅まで1時間10分。駅からストラスアイラまでは徒歩10分程。
エルガン駅へは1時間半程。そこからジョンストンズの店舗へは徒歩で20分程。



車であれば、アバディーン空港からA96号線を走行して
ディーンズ工場まで50分程
ストラスアイラ蒸溜所まで1時間程、
ジョンストンズ店舗まで1時間半程です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事が良いと思った方は左下の♡お願いします。
スコットランド旅行
スコットランド旅行をお考えでしょうか。旅の相談室では、現地在住だからこそお伝えできる情報を交えて、あなただけの旅の計画をお手伝いしています。詳しくはこちらから、初回無料のメール相談へどうぞ。

(3 votes, average: 1.00 out of 1)