【旅行記】プラハからウィーンへ、レイルジェット – 1等車で4時間の鉄道旅
プラハ滞在を終え、次の目的地はウィーン。今回は飛行機ではなく、国際列車Railjet(レイルジェット)を利用しました。
プラハからウィーンまでは約4時間。市内中心部から市内中心部へ移動できるので、空港までの移動や保安検査などを考えると、やはり鉄道はかなり便利な選択肢です。
| レイルジェットとは オーストリアを中心に周辺国を結ぶ国際長距離列車。最高時速230kmで、チェコ、ハンガリー、ドイツ、イタリアなどにも乗り入れています。 |
今回利用したのは、プラハ本駅(Praha hlavní nádraží)からウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)へ向かうレイルジェット。4時間以上の旅になるということで、今回は1等車を予約しました。
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準備|オンライン予約から購入まで
予約はどこでできるのか
予約は、プラハ発なので、チェコ鉄道(České dráhy / ČD)公式サイトから行いました。
言語がチェコ語の場合、英語に切り替え可能です。
プラハ本駅はチェコ語でPraha hlavní nádraží、サイトではPraha hl. n.と省略して表示されます。ウィーンはドイツ語での表記でWien。中央駅であれば、Wien Hbfを選択してください。
ところで、ウィーンは英語でヴィエナViennaと言うのですが、これを知らずに旅行中詰んだ、という投稿をSNSなどで見かけたことがあります。今回、チェコ鉄道ではウィーンをドイツ語で選択するようになっていましたので、利用駅のチェコ語、ドイツ語での表示を予習しておいたほうがいいかもしれませんね。
| 余談ですが、ドイツ語の読み方は、規則性があるため慣れてしまえば英語よりずっと簡単です。 初心者でも分かりやすいように、ドイツ語の読み方を解説する記事をnoteにまとめています。ウィーンの綴り、Wienにあるwの発音についても説明していますので、興味ある方、是非ご覧ください。 英語学習者が知っておくと得する、ドイツ語由来の英単語読み方(その逆も) |
チェコ鉄道ČDかオーストリア連邦鉄道ÖBBか
実は、レイルジェットの切符は、ČDとÖBBのどちらからでも検索・購入できます。ČDにはチェコ〜オーストリア間を対象とした早期割引運賃「First Minute Europe」があります。
一方、ÖBBでは、国際列車にも早期割引運賃「シュパールシーネSparschiene Europe」が設定されています。
それぞれ割引運賃や販売枠が異なっているためか、同じ列車でも検索する鉄道会社によって料金が異なる場合があるようです。時間に余裕があれば、ČDとÖBBの両方で料金を比較してみるのがお勧めです。オーストリア連邦鉄道の公式サイトはこちら。
何日前に予約するべきか
公式サイトでは、予約は運行日の180日前から受付開始だそうです。予約状況により同じ経路でも値段は異なるようです。予定が決まったら早めに予約するのがお勧めです。
出張での利用だった為、擦り合わせ等ありなかなか決められませんでしたが、旅行の約3週間前には予約を済ませました。確かに、最初に見ていた頃より料金は全体的に上がっていたと思います。
実際に支払った鉄道料金
チェコ鉄道の早期予約割引の、ファースト・ミニット・ヨーロッパFirst Minute Europeですが、1等、2等ともに設定があるので、もしこの割引切符の枠がまだ空いていて利用可能であれば、そちらを選択することで料金を抑えることが可能です。
例えば、利用予定の日時で検索したところ、下記のように出てきました。
| プラハ発 | ウィーン着 | 列車番号 | 1等 | 2等 |
| 10:35 | 14:49 | rj257 | 2392CZK (約100€) | 1004CZK (約40€) |
| 12:42 | 16:49 | rj79 | 954CZK (約40€) | 735CZK (約30€) |
| 14:42 | 18:49 | rj371 | 1406CZK (約60€) | 735CZK (約30€) |
時間によって、また車両等級によっても料金がまちまちであることが分かります。1等車での利用を予定していたので、予約はrj79で行いました。
座席指定の有無
座席は予約時に指定可能でした。1等車の座席の並びは1-2。今回、出張でしたので、同行者と2人で並んで座れる席を確保することができました。
切符
予約が完了すると、切符がPDFで送られてきます。改札はありませんので、車内改札で、車掌さんにQRコードを提示してください。念の為印刷しておくのがいいのでしょうが、通常はスマホ画面を提示するだけで読み取ってもらえます。
プラハ本駅からレイルジェットに乗車
プラハでの予定を済ませ、滞在先のヒルトン・プラハ(宿泊記はこちら)からプラハ本駅にやってきました。次の目的地ウィーンへ向かいます。


ホームに入ってきたのはオーストリア連邦鉄道ÖBBの赤いレイルジェット。プラハからウィーンを経由してさらに先へ向かう国際列車です。



今回は1等車。それでは早速乗り込んでみましょう。
レイルジェットの1等車|2-1列でかなりゆったり
1等車の座席は2-1列配置。2等車より座席の横幅に余裕があり、過ごしやすい車内です。


今回座ったのは2人掛けの席。電源もあり、座席はリクライニング可能。プラハからウィーンまでは4時間以上かかるので、これだけゆったりしているとかなり楽です。
列車が出発してしばらくすると、車掌さんが切符の確認に来ました。その後、別の乗務員の方が食事の注文を取りに来てくれました。
荷物置き場
追加情報でも書いていますが、別の機会で2等車を利用した時、車内がかなり混み合っていました。自転車を持ち込んだりする人もいましたし、座席予約をしなかったお客が、荷物を運びながら空いている座席を探して行ったり来たりと、車内移動がかなり窮屈に感じられました。160サイズのスーツケースが複数個ある場合などは、余裕のある1等車をお勧めします。
1等車なら座席で食事を注文できる
レールジェットには食堂車も連結されており、もちろんそちらへ移動して食事をすることもできます。今回は出張ということで貴重品を含めて荷物もそれなりにあり、スーツケースを置いたまま食堂車へ移動するのも少し気がかりです。
その点、1等車では乗務員が注文を取りに来てくれるということで、今回は自分たちの座席で食事をすることにしました。まず注文したのはビール。せっかくチェコに来ているので、チェコのピルスナーをいただきます。
そして食事には、チェコ料理のSvíčková na smetaně(スヴィーチコヴァー・ナ・スメタニェ)を注文しました。


| Svíčková na smetaně(スヴィーチコヴァー・ナ・スメタニェ)は、チェコを代表する伝統料理のひとつ。牛肉に、根菜を煮込んで作ったクリーミーなソースをかけ、クネドリーキ(チェコ風の蒸しパン)を添えた料理です。一般的にはホイップクリームやクランベリージャム、レモンなども添えられ、濃厚なソースに甘酸っぱさがアクセントになります。 |
知っ得情報
さらに、チェコ国内を走行中は、ハッピーアワーHappy Hours価格が適用されるということで、併記されている通常料金と比べると、なんだかすごく得したような気に。ビール(ピルスナー)4.30ユーロが2.60ユーロに、昼食13.00ユーロが10.00ユーロで注文できました。
基本的に、食堂車で出される食事と同じだと理解しています。1等席に置いてあったメニューを写真に撮りましたので、参考にしてみてください。





車内でコーヒーとケーキも
プラハからウィーンまでは4時間を超える鉄道旅。
しかもこの日はプラハ出発が30分ほど遅れました。食事を済ませ、パソコンを開いて少し仕事をしても、まだウィーン到着まで時間があります。気分転換に、今度はコーヒーとケーキを注文してみました。


食事だけでなく、コーヒーを飲みながら仕事をしたり、車窓を眺めたりできるのは、飛行機とは違う鉄道旅の良さですよね。
最高時速230km
レイルジェット、条件が揃えば最高時速230kmで快走する一方で、途中でかなり速度を落とす区間もあり、ずっと高速で走り続けるわけではありません。比較的小さな街の駅にも停車しながら進むところは、日本の在来線特急にも少し似ていると思いました。
そしてプラハを出発して4時間余り。列車はウィーンへ到着しました。
ビジネスクラス
レイルジェットには、ビジネスクラスといって、1等よりさらに上位の座席も用意されています。1-1の座席配置なので、プライバシーを重視したい方や、隣席の人に煩わされたくない方にお勧めです。



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2等車にも乗ってみた|1等車との違い
追記2026年7月
ハンガリーからオーストリアへの移動で、レールジェットを利用する機会がありました。この時は、1時間程の距離で、荷物もそれほど多くなかったので、2等席を確保。決めたのが直前になってしまったので、現地でお世話してくれた方が駅で切符購入を手伝ってくれました。



2-2の座席配列で1等席より横幅は狭めですが、飛行機の座席に比べたらずっと快適です。
座席の指定もしてもらいました。こちらの予約席の仕組みは日本と違っているため、自分の席に座っている人がいる場合があるのですが、その場合は、予約していることを伝えればすぐに譲ってもらえますよ。
4時間以上乗るプラハ~ウィーン間なら、個人的には1等車を選んでよかったと思います。一方、ジェール(Győr)~ウィーン間のような1時間程度の移動であれば、2等車でも十分に快適でした。早期割引で1等車が安く出ている場合は、料金差を見ながら選ぶのがお勧めです。
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